今年度兵庫県が企業の社会貢献ビジネスへの副業がテーマの取組で、CS神戸さんが推進役となり、神戸サンソさんとぽこぁぽこが研究会に参加して活動を行っています。
先日神戸サンソさんの社員の方で希望者を募り、2人一組で2日ずつ利用者の方と一緒に作業を通して体験ボランティアをしていただきました。
体験いただいた方々には「今迄気付く事が無かった障害の事を知る事ができた。」、「最初は硬くなっていたが、障害者と特に意識せず接する事が出来た。」「フードバンクから食材提供を受けて昼食に使われている事がわかり、自分も食材提供できればしたいと思った。」「他にどんな社会貢献があるのかわからないが子ども食堂のボランティアをしてみたい。」等体験を通して何らかの気付きやこれからもやってみたいと感想を持たれたようです。
今は貧富の差が開く格差社会、人口減少による社会保障の負担増等、社会に対する不満が、「自助」と言う大義名分のもと弱者を切捨ての空気を生み、弱者の孤立や孤独、不安を助長し、それが益々問題を深刻にして行きます。問題解決には、専門職も必要ですが増やせば解決する問題でもなく、そもそも専門職を増やすのも困難です。
実際に弱者と接し、問題を知り関心を持つ事、お互いに顔が見える関係になる事が、弱者の孤立、孤独から救い出す事に繋がるのではないか。その手立てとしてボランティア活動が良いと思いますが、ボランティアと言うとシニア等時間に余裕がある人か、特に関心を持つ人等限定的です。
今や企業もSDGsの考えを取り入れ持続可能な社会貢献も求められています。ボランティアのきっかけを企業の社会貢献活動として積極的にボランティア活動出来る土壌を作る事で幅広い世代の人たちにボランティア活動を拡大する可能性を感じました。
この研究会に参加して当初は福祉施設の人出不足解消にと思いましたが、障害者だけに限らず生きづらい社会的弱者の方々と直接接して先ず知ること、お互いの垣根を低くすること、理解をして応援してくれる人が多ければ多いほど社会の冷たい空気を暖かい空気に変え、弱者の孤立、孤独から救い出す事に繋がるのではないか。そうなって行って欲しいと心から思います。
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